3002年02月01日

生理出血が長期間続いた生後10か月の雌犬

生後9か月のヨークシャーテリアが2カ月前から外陰部から生理出血が続くと連れて来られました。
血液検査では貧血や炎症の数値には特に異常はありませんでした。超音波などでは子宮に水腫や蓄膿はないようでした。

子宮の異常出血を抑える薬を継続内服しました。
2週間後、出血はかなり減っているがまだ少しあるようでした。
3週間後、出血はなくなったが動いたときに透明な液が出るとの事でした。
再び超音波検査を行いましたが子宮に異常はないようでした。

4週間後に卵巣子宮摘出手術を実施しました。

下:摘出した卵巣と子宮
P1010007.jpg

摘出した子宮は体の割りにやや大きかったようですが、子宮内に液体や膿の貯留はありませんでした。
卵巣は外見上は異常はありませんでした。

下:手術後の患部の写真
P1010002.jpg

翌日、退院としました。

その後の病理組織検査では、子宮内膜過形成でした。この疾患により活発な性ホルモン産生により子宮内膜が過形成したようでした。
何もしないとその後に内膜腺はしばしば嚢胞性に過形成し分泌亢進によって子宮水腫を起こしたり、細菌感染を起こしやすくなったりすることで子宮蓄膿症につながることもあるようですが今回の手術でそれらが起きる可能性はなくなりました。




posted by サム at 03:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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