3002年01月01日

心臓病のある高齢雄犬の尿路結石の摘出手術

13歳11か月 雄 2.7kg チワワが2週間前から食欲減退と元気消失と数日前から血尿があると連れて来られました。
既往症としては心臓病があり2年7カ月前から心臓の薬を内服しています。雑音程度は6段階で4番目の強さ。

血液検査では異常なし。レントゲン検査で膀胱と尿道に結石がありました。


下:レントゲン検査 矢印は尿道に詰まった結石2個
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膀胱に大きなキウイ様の結石と尿道に陰茎骨内に結石が2個ありました。
すぐにカテーテル処置で尿道内の結石を水圧で膀胱に押し戻しました。
高齢を考え、まず内科治療をして食欲、元気がでてきたら摘出手術をお勧めしました。

それから1週間で状態は改善し9日後に摘出手術を実施しました。


下:手術当日の膀胱のレントゲン検査 
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手術当日には尿道に結石はなく、膀胱にだけありました。


下:手術中の写真
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膀胱の内容積において結石の占める割合はかなり大きく膀胱を触診するとすぐに結石が分かる状態でした。
切開すると膀胱粘膜はかなり肥厚しており病態の経過の長さを感じました。
膀胱切開すると一番大きな結石は一部膀胱粘膜と癒着していましたが、なんなく摘出できましたが、そのほかの結石は明らかに膀胱粘膜内に侵入しており容易に摘出ができず結石を割って摘出しました。


下:摘出した結石
P1010005.jpg

手術後の血尿を予想して内科的な治療を施したため、手術後の血尿は僅かでした。



posted by サム at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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