3002年01月01日

再発した犬の軟部組織肉腫の手術

12歳8か月 シュナウザー 雌 ワクチンで来院時に偶然に触診で左後肢の外陰部横にしこりがあるようなので、ついでに細胞診の検査を実施しました。
後日、検査センターの細胞診では軟部組織肉腫を含む非上皮性腫瘍を疑うとのコメント結果でした。
約6か月前に同じ部位にかなり大きな腫瘍摘出を東京の専門病院で摘出手術を行いましたが、同じ部位に再発したようでした。

以前の手術後のコメントでは、悪性の軟部組織肉腫。グレード分類では、グレード1〜3が行われており分類ではグレード1。
腫瘍はかなり大きいものでしたが、再発の可能性はグレードの中で最も低く、転移の可能性はありませんが、大きい腫瘍だったためかマージンが少なく再発する可能性ありとの検査結果でした。

*軟部組織肉腫は、犬の皮膚および皮下腫瘍の約15パーセントを占める悪性の間葉系腫瘍の総称で,線維肉腫、粘膜肉腫、脂肪肉腫、血管周皮腫(血管外膜細胞腫)などを含みます。グレードでは、グレード1:低悪性度、グレード2:中悪性度、グレード3:高悪性度です。

現状:僧帽弁閉鎖不全症があり薬を以前から内服している。症状はなし。

レントゲン検査、血液検査で麻酔できる状態を確認後、手術を実施しました。

下:麻酔後、患部の写真 仰向けの写真
P10100031.jpg

矢印が再発したと思われる腫瘍です。

下:摘出した患部の写真
P1010005.JPG

腫瘍の下方向は一部筋肉も含めて摘出しました。


下:摘出した腫瘍
P1010009.JPG

腫瘍の近くに非吸収性の縫合糸が数個あり、やはり同じ部位で再発したものと思われました。

下:縫合後の患部の写真
P1010011.JPG

傷口は大きく、深く摘出しました。腫瘍の境界は不明瞭で特に下部は不明瞭なため筋肉の一部ごと摘出しました。


その後の病理組織検査結果では、やはり同じ軟部組織肉腫、前回のグレード分類ではグレード1でしたが、今回のは小さかったですがグレード1−2でした。


posted by サム at 03:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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