3001年12月01日

高齢犬の卵巣腫大の症例

スピッツ 雌 が2日前から食欲がない、嘔吐下痢があると連れて来られました。
2日前から生理がありいつもより出血が多いとの事。

血液検査では、炎症の数値が20以上で測定不能(正常値は1以下)でした。レントゲン検査では、膀胱の前方に何かのマス病変があり異常所見がありました。超音波検査では、それは嚢胞状の異常でした。

下:レントゲンCR検査
IM-0001-2002.jpg

超音波検査では、膀胱の前方にマス病変がありました。当初、子宮の病変を疑いました。
その日のうちに手術を実施しました。


下:開腹時の写真
P1010002.jpg

矢印が大きな左の卵巣です。お腹から出すのに苦労しました。右の卵巣の大きさは正常でした。子宮は全体に渡りやや大きく内部に膿みを含んでいました。全てを摘出しました。

その後、点滴、抗生物質などの治療をおこない4日間入院後、退院としました。

抜糸時には体重も増えて経過良好でした。

病理組織検査結果は、大きくなった左の卵巣は卵巣腺由来腫瘍(腺腫)でした。悪性所見はあまりないとの事でした。
正常だった右卵巣は卵巣嚢胞がありました。(腫瘍ではない)
また、子宮には嚢胞性子宮内膜過形成ならびに重度化膿性子宮内膜炎がありました。
posted by サム at 05:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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