3001年11月01日

小腸ごと摘出を行った犬のGIST(ジスト:消化管間質腫瘍)

9歳 チワワが昨日から食欲がないと連れて来られました。
昨日から数回、嘔吐したとの事でした。

血液検査では、炎症の数値が上昇していました。
レントゲン検査では、腹部にかなり大きな腫瘤の存在が確認できました。

下:腹部レントゲン写真 ラレラル像 矢印が腫瘤
IM-0001-2002.jpg

通院で内科的な治療をしましたが、食欲の回復はなく、炎症の数値も低下せず上昇傾向なので入院治療に切り替え、点滴などを実施し状態が回復してきた時点で試験開腹術を実施しました。

下:手術中の写真
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腫瘤に腸間膜が大量に癒着していました。腹膜炎はありませんでした。

下:手術中の写真
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腸も腫瘤に巻き込まれており、剥離分離は困難と判断し腫瘤ごと腸も切除しました。

下:手術中の写真
P1010010.jpg
摘出後の腸の断端

下:手術中の写真
P1010013.jpg
最後に腸を縫合して腹腔洗浄して終了としました。

手術2日間は絶食絶水で除去に食事を開始しました。手術後4日目に退院としました。

病理組織検査では、判断できず特殊染色検査の検査結果で消化管間質腫瘍(GIST)でした。

その後、経過良好。現在、分子標的型の抗腫瘍剤の投薬を行い再発予防を行っています。
posted by サム at 07:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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