3001年10月01日

口が閉じれなくなった猫の症例

6歳1か月 雌猫 口からヨダレが出ていると連れて来られました。
身体検査では左の上下の犬歯が当たり完全に口が閉じれない状態でした。下顎の横斜めにズレと左上顎に犬歯の若干のグラツキを確認しました。口を大きく空けて上下の犬歯が当たらない角度にして口が閉じれるようにしました。口の開閉時に痛みはないようでした。今後、場合によっては犬歯切断などの処置が今後、必要になる可能性を説明しました。

後日、口が閉じれないと再び連れて来られました。
血液検査、胸部レントゲン検査で異常なしを確認して後日、全身麻酔で犬歯切断を予定しました。
下顎のレントゲン検査では、左の顎関節が僅かに隙間?があるような画像上所見でした。

下:麻酔後、処置前の写真
P1010004.jpg
左の上顎下顎の犬歯が当たることで口が閉じれない状態を確認
麻酔下で各犬歯をチェックすると左上顎の犬歯が僅かにグラツキがあるので抜歯しました。
その他の犬歯は中央で犬歯切断を行いました。

下:抜歯した犬歯
j.JPG

犬歯の歯根部には炎症があり、そのため歯周囲に隙間ができており簡単に抜歯できました。

下:処置後の患部の写真
P1010009.jpg

下顎はわずかに左斜めにズレがあります。1)下顎のズレがあり左の上下の犬歯が当たるようになったのか?
2)左上の犬歯が内側にズレて犬歯があたるようになり下顎にズレが生じたのか? 不明ですが、恐らく1)が原因だと思われます。
口が閉じれるようになり食欲も出てきました。その後の生活上の問題はないと思われます。




posted by サム at 05:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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