3001年10月01日

犬の後眼窩膿瘍で左右の前臼歯、後臼歯抜歯+デンタルケアー+乳腺腫瘍摘出

14歳2か月 ダックスフントが目の下が化膿していると連れて来られました。
右目の下が化膿しており歯が原因と思われました。半年前にも左目が同様の症状を起こし、口腔内をチェックすると左の上顎の前臼歯の歯と歯肉部分に膿がありました。よって左右の前臼歯抜歯をお勧めしました。
また。同時に残った歯の超音波スケラーでの歯石除去と以前からある乳腺腫瘍摘出もお勧めしました。
血液検査、レントゲン検査で異常なしを確認、後日麻酔処置を行いました。

*後眼窩膿瘍とは・・・
上顎の奥歯に前臼歯と言う歯が左右にあります。この歯は非常に大きく歯の根元が3本あり犬種によっては非常に根元が深い歯です。この歯の根元が化膿(歯根膿瘍)を起こすと膿は口腔内ではなく上顎の皮膚に瘻管をつくり目の斜め下に膿が溜まります。飼い主は目の下が腫れた、目の下に膿が溜まるようになったとの主訴で来院するケースがほとんどです。

下:抜歯した左右上顎の臼歯
P1010004.JPG

当初、左右上顎の前臼歯のみを抜歯予定でしたが、後臼歯にも異常があり左右で2本ずつ計4本抜歯しました。
それぞれ根本が2本、3本ある大きな歯で抜歯の際にかなりの出血を伴います。事前に止血処置を施し抜歯の際の出血部位は凝固器具で止血処置を施しながら抜歯しました。
抜歯後、残った歯は歯石除去をしました。

下:麻酔後、手術前の患部の写真
P1010002.jpg

ついでに以前からある乳腺腫瘍を摘出しました。

後日、退院としました。

その後の病理組織検査では良性の乳腺腫でした。
posted by サム at 02:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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