3001年11月01日

高齢雌犬の子宮蓄膿症手術

13歳半のダックスフントが昨日から食欲がないと連れて来られました.
身体検査では40.0℃の発熱がありました。
血液検査で、生化学項目は異常はないものの、炎症の検査数値CRP値(正常値1以下)が20以上で測定不能でした。また、レントゲン検査で腹部に大きな子宮らしきものがありました。
よって静脈点滴などで脱水を改善してその日のうちに手術を実施しました。

下:麻酔手術中の写真
P1010004.JPG

開腹すると左右のおおきな子宮角があり摘出手術を実施しました。
高齢なので麻酔の覚醒には時間がかかりました。

下:手術で摘出した卵巣子宮
P101000300.JPG

摘出した子宮を注射器で穿刺すると大量の膿が確認できました。(子宮蓄膿症と診断)
子宮蓄膿症は、いかに早く手術で原因の部分を摘出して内科治療を実施するかが生死を分けます。ここまで大きいと内科治療だけでは良くならない場合がほとんどです。

下:手術翌日の手術部位の写真
P1010001-1.JPG

手術翌日から食欲は出てきて順調ですが、細菌から出るエンドトキシン(内毒素,菌体内毒素ともいう)と言う物質が全身に影響を及ぼさないように静脈点滴と抗生物質の治療は手術後も数日間は必要です。手術後はエンドトキシンの影響で低体温が数日間続きます。
4日間入院で無事に退院しました。
posted by サム at 02:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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