3003年01月01日

人の糖尿病と犬猫の糖尿病

最近、犬猫ともに心臓病、腎臓病とともに糖尿病が多くなってきていますので、 
人の糖尿病と犬猫の糖尿病に関しての簡単な話をさせて頂きます。参考にしてください。

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一般に糖尿病とは、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用が低下したため、体内に取り入れられた栄養素がうまく利用されずに、血液中のブトウ糖(血糖)が多くなっている状態です。

 人の日本糖尿病学会では、人間の糖尿病を4つの種類に分類しています。その4つは、「T型糖尿病」「U型糖尿病」「特定の原因によるその他の糖尿病」「妊娠糖尿病」の4タイプです。
 人の糖尿病の多くは、U型糖尿病を指し全体の95%はこのタイプだと言われています。T型糖尿病は少なく、5%前後だと言われています。他の2タイプはそれよりも少ないようです。
T型糖尿病では、若年層での発症が多く、急激に発症し痩せている人が多いようです。
U型糖尿病では、中年層での発症が多く、徐々に発症し肥満体形の人が多いようです。
T型糖尿病は、遺伝的な原因が主なようですが、U型糖尿病は、いわゆる生活習慣病で発症するようです。
 生活習慣病は、遺伝的な要因もありますが、食生活や運動、喫煙、飲酒、ストレスなどが深く関わっているようです。注意しましょう。

 さて人の糖尿病と比較して犬猫の糖尿病は、どう違うのか?

 
犬では・・・ 
犬では、人の糖尿病とは違って95%がT型糖尿病だと言われています。要するに遺伝的に糖尿病になりやすい素因がすでにあり発症してしまうようです。
 1型糖尿病とはインスリンを分泌される膵臓のランゲルハンス島のベータ細胞が破壊されて起こる糖尿病です。T型糖尿病の多くは、自己免疫(自分の免疫細胞が自らの組織を攻撃する)によって膵臓のランゲルハンス島のベータ細胞が破壊されて糖尿病になってしまうようです。

猫では・・・ 
猫では、犬の糖尿病とは違い人に近い糖尿病です。猫では、約80%がU型糖尿病だと言われています。肥満体型の猫では糖尿病で発症するリスクが高くなるようです。
以前に肥満があり、少しずつ痩せてきて体重がかなり減少してから来院するケースがあります。
犬では、異常に多飲(多く水を飲む)のがおかしいとの主訴で早期に来院するケースが多いようですが、猫では水を飲むのが不規則なのか多飲が主訴で来院するケースは少なく、こちらから問診して「そういえば最近は、水を飲むのが多いかも?」と聴取されます。それらの理由で猫では来院が遅れがちです。肥満体のうちからインスリンを始められれば良いのですが、すでに糖尿病が長期に続いて体重もかなり減少してしまってからインスリンでコントロールする場合、管理が難しいケースがあります。
 *人では、T型は急に発症、U型は徐々に発症します。猫に多いU型糖尿病は、T型糖尿病に比べて人同様に徐々に発症するので来院が遅れてしまうのかもしれません。
 

 犬と猫の糖尿病の違い・・・
 ・犬では糖尿病性の白内障で目が見えなくなることが非常に多いです。要するに犬ではなるべく正確なインスリン量を注射する必要があります。高血糖状態が続くと、犬ではたった1日で急に目が見えなくなると言われています。よって過去2〜3週間の血糖を検査できるフルクトサミンや過去1〜2か月の血糖を検査できる糖化ヘモグロビンを数か月おきに定期的に検査をしてインスリンの量を調節する必要があります。
 
 
posted by サム at 03:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする