3002年01月01日

高齢犬の前立腺腫大

15歳8か月 ダックスが血尿があると連れて来られました。


レントゲン検査、血液検査で異常なし
超音波検査で腎臓、膀胱は異常なしも前立腺がかなり肥大していました。腫瘍性の変化はないと思われました。

以前から診察の際に、直腸診で前立腺肥大を指摘しておりホルモン剤の内服に治療よりも去勢手術をお勧めしました。


下:レントゲンCR画像
IM-0001-2002.jpg

左の矢印が膀胱、右の矢印が前立腺と思われるものです。
直腸診、超音波検査でも同じ部位に前立腺があり今後、排便困難、排尿困難などの症状が生じる可能性もあり高齢ではあるものの状態の良い時に手術をした方が良いと思われました。


既往症としては、3年前に急性膵炎を発症して5日間入院治療歴がありその点の注意が必要でした。

高齢なのを考慮して当日入院手術、当日退院として犬へのストレスを最小限にしました。
手術は去勢手術なので手術時間は約10分程度です。
手術3時間後の血液検査では、手術前に異常なかった膵臓の数値が中程度上昇していましたので膵臓の内服を行い帰宅後も膵臓の内用薬投薬をして頂きました。
posted by サム at 06:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

犬の耳にできた腫瘍

プードル 9歳8か月 去勢雄

数カ月前から右耳にシコリがありだんだんと大きくなってきたと連れて来られました。

3か月前に8.5mmだったのが14mmになり細胞診を行うと基底細胞腫(良性腫瘍)を疑うが一部の高分化型悪性腫瘍も完全には否定できないとの検査結果だったので切除手術を実施しました。

事前にレントゲン検査、血液検査で麻酔かけれる状態を確認し後日、手術を実施しました。

手術前の患部の写真は残念ながらスタッフが削除してしまいありません。


下:摘出した耳の腫瘍と思われるもの
P1010006.JPG

ついでに背中にできた皮膚の嚢胞の摘出手術と歯石除去を行いました。
麻酔の覚醒は良く、手術後の痛みもなく経過良好でした。


下:手術後の患部の写真
P1010003.JPG

耳の腫瘍は一部の耳ごとS字形に切除しました。 
毛が生えてくれば外見上、左右の耳の違いは分からないと思います。

posted by サム at 05:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

再発した犬の軟部組織肉腫の手術

12歳8か月 シュナウザー 雌 ワクチンで来院時に偶然に触診で左後肢の外陰部横にしこりがあるようなので、ついでに細胞診の検査を実施しました。
後日、検査センターの細胞診では軟部組織肉腫を含む非上皮性腫瘍を疑うとのコメント結果でした。
約6か月前に同じ部位にかなり大きな腫瘍摘出を東京の専門病院で摘出手術を行いましたが、同じ部位に再発したようでした。

以前の手術後のコメントでは、悪性の軟部組織肉腫。グレード分類では、グレード1〜3が行われており分類ではグレード1。
腫瘍はかなり大きいものでしたが、再発の可能性はグレードの中で最も低く、転移の可能性はありませんが、大きい腫瘍だったためかマージンが少なく再発する可能性ありとの検査結果でした。

*軟部組織肉腫は、犬の皮膚および皮下腫瘍の約15パーセントを占める悪性の間葉系腫瘍の総称で,線維肉腫、粘膜肉腫、脂肪肉腫、血管周皮腫(血管外膜細胞腫)などを含みます。グレードでは、グレード1:低悪性度、グレード2:中悪性度、グレード3:高悪性度です。

現状:僧帽弁閉鎖不全症があり薬を以前から内服している。症状はなし。

レントゲン検査、血液検査で麻酔できる状態を確認後、手術を実施しました。

下:麻酔後、患部の写真 仰向けの写真
P10100031.jpg

矢印が再発したと思われる腫瘍です。

下:摘出した患部の写真
P1010005.JPG

腫瘍の下方向は一部筋肉も含めて摘出しました。


下:摘出した腫瘍
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腫瘍の近くに非吸収性の縫合糸が数個あり、やはり同じ部位で再発したものと思われました。

下:縫合後の患部の写真
P1010011.JPG

傷口は大きく、深く摘出しました。腫瘍の境界は不明瞭で特に下部は不明瞭なため筋肉の一部ごと摘出しました。


その後の病理組織検査結果では、やはり同じ軟部組織肉腫、前回のグレード分類ではグレード1でしたが、今回のは小さかったですがグレード1−2でした。


posted by サム at 03:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

皮膚腫瘍摘出手術

ビーグル 雌 12歳2カ月 皮膚にシコリがあると連れて来られました。
腫瘤は約1-2年前からあり少しずつ大きくなってきた事でした。
腫瘤は固く、皮膚が伸び切っており今後、皮膚腫瘤が破れる可能性があり早急な手術をお勧めしました。

血液検査。レントゲン検査で異常なしを確認後に摘出手術を行いました。
手術前の細胞診の検査は、穿刺したことで薄く伸びた状態の皮膚が裂ける可能性があり行いませんでした。


下:麻酔後、手術前の患部の写真
P1010001.JPG

皮膚腫瘤の皮膚は非常に薄くなっており少しの裂け目で裂傷が大きくなる可能性がありました。

下:摘出した後の患部の写真
P1010003.JPG

手術では、ラジオ波メスとシーリングシステムを用いて短時間で摘出手術を行いました。

下:摘出した腫瘤
P10100077.JPG

腫瘤と筋肉の間は、隙間があり問題なくマージンもあり摘出を行いました。

下:摘出後の患部の写真
P10100055.JPG

犬の性格上、手術後は当日の退院としました。
翌日に来院して貰いましたが特に大きな問題はありませんでした。

posted by サム at 02:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

皮膚腫瘍摘出手術

11歳2カ月 シーズが皮膚にしこりがあると連れて来られました。
腫瘤は約1年前からありここ2カ月で急に大きくなっているとの事でした。

細胞診検査では、悪性所見は僅かでしたがここ2カ月で急に大きくなっているとの事で手術での摘出をお勧めしました。

血液検査、レントゲン検査で異常なしを確認後に摘出手術を実施しました。


下:麻酔後、手術前の患部の写真
P10100022.JPG

写真の右側が皮膚腫瘍(写真では分かりずらい)、左側は以前からある小さなシコリ。同時に2つを摘出しました。


下:摘出した後の患部の写真
P1010005.JPG

手術では、レアジオ波メスとシーリングシステムを使用して短時間で摘出手術を行いました。


下:摘出した2つの腫瘍
P10100082.JPG

右側が今回のメインの腫瘍。非常に柔らかく、表面はわずかに凸凹していました。

下:手術後の患部の写真
P1010011.JPG

シーリングシステムを使用した事で手術後の痛みはかなり緩和され、手術後は痛み止めの薬の効果もあり痛みはほとんどありませんでした。
翌日も痛み止めを使わなくても痛みはほとんどありませんでした。

その後の病理組織検査では、乳腺小葉過形成、乳腺良性混合腫瘍、皮膚垂で悪性所見はなく完全切除で予後は良好との所見でした。
posted by サム at 01:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする