3001年12月01日

皮膚腫瘤摘出手術

12歳半 ダックスフント 雌がお腹にしこりがあると連れて来られました。
ここ2カ月で大きさが増していました。
細胞診では良性の腫瘍の可能性との所見でしたが、一応外科的に摘出をしました。


下:麻酔後の患部の写真
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ついでに近くにある小さなしこりも摘出しました。


下:摘出した腫瘤2個
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大きい方の腫瘤は周りと下方向とも血管は多くありました。


下:手術後の患部の写真
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翌日に退院としました。
posted by サム at 09:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前肢にできた脂肪腫の摘出

マルチーズ 7歳半 前肢の関節部分にしこりがあると連れて来られました。
細胞診の検査では脂肪腫との結果でした。
良性腫瘍でしたが、年齢がまだ中齢なのと前肢の関節部分に発生した腫瘍で将来的に前肢が不自由になる可能性もあり手術で摘出しました。

下:麻酔中の写真

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腫瘍の輪郭がはっきりしないので1糸縫合して腫瘤全体を持ち上げながら摘出をしました。


下:摘出した腫瘍
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関節部分で皮膚が動く部分なので皮膚切開はなるべく小さく深く摘出しました。
腫瘍の輪郭に沿ってシーリングシステムを使用して摘出しました。


下:手術後の患部の写真
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手術後に痛み、跛行はなく翌日退院としました。
posted by サム at 08:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫の背中の巨大腫瘍の摘出(軟部組織肉腫)

13歳半 アメショー 雄が訳か月前から自分で背中を掻いて傷になっていると連れて来られました。
しこりはすでにかなり大きくなっておりどう見てと悪性腫瘍の可能性が高いと思われました。

細胞診では、非上皮性悪性腫瘍の疑いでした。
何の腫瘍かは細胞診では診断できませんでした。

かなりの貧血があったので摘出手術を飼い主は希望せず週1回 来院して腫瘍内に溜まった漿液を吸引処置をしていました。

その後、皮膚腫瘍の一部に裂傷があり漿液の排出があり緊急摘出手術を行いました。
貧血以外には生化学検査、レントゲン検査で肺への転移はありませんでした。


下:剃毛前の腫瘍の写真
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下:剃毛後の腫瘍の写真
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下:手術前の腫瘍の写真
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]

下:摘出手術中の写真
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腫瘍は一部筋肉まで浸潤しており広範囲に切除しました。

下:腫瘍を摘出後の患部の写真
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かなり広範囲に皮膚がなくなってしまいました。
時間をかけて少しずつ皮膚を寄せながら縫合をしました。

下:縫合後の患部の写真
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2か所にドレインチューブが装着してあります。
摘出した腫瘍の重さは 361gでした。(猫の体重は、3.4kg)
傷口からほどんど漿液の排出はなくドレインチューブは手術後2日目のお昼に除去しました。

その後の病理組織検査では、軟部組織肉腫でした。
この腫瘍は、非上皮系の悪性腫瘍であり強い浸潤性を示すことが特徴であり完治には広いマージン(腫瘍境界から正常な部位を含めた切り取り範囲)を必要とします。

今回の手術では、腫瘍はかなり深部まで浸潤しており筋肉も含めて摘出しましたが、今回の軟部組織肉腫の悪性度と腫瘍が大きすぎてマージンが狭小だったので再発する可能性は大だと思われます。

その後、暫くして肺に転移が見つかってしまいました。



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猫の(破裂後に時間が経過したと思われる)肛門腺破裂

9歳 雑種猫 お尻に外傷があると連れて来られました。

患部を観察すると、肛門腺が破裂して5-6日ぐら経過していたみたいでした。
破裂した周りの皮膚も時間が経過したような状態で内科的な治療だと完治まで結構な時間がかかる感じでだったので血液検査、レントゲン検査
で異常なしを確認後に手術を実施しました。


下:麻酔中の患部の写真
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周辺の皮膚は盛り上がり内科的治療では完治に時間がかかると判断。


下:傷口周辺の皮膚を切除したもの
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傷口周辺の皮膚を360度切除して皮膚を縫合しました。


下:手術後の患部の写真
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翌日、退院としました。

その後,無事に抜糸しました。
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高齢犬の卵巣腫大の症例

スピッツ 雌 が2日前から食欲がない、嘔吐下痢があると連れて来られました。
2日前から生理がありいつもより出血が多いとの事。

血液検査では、炎症の数値が20以上で測定不能(正常値は1以下)でした。レントゲン検査では、膀胱の前方に何かのマス病変があり異常所見がありました。超音波検査では、それは嚢胞状の異常でした。

下:レントゲンCR検査
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超音波検査では、膀胱の前方にマス病変がありました。当初、子宮の病変を疑いました。
その日のうちに手術を実施しました。


下:開腹時の写真
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矢印が大きな左の卵巣です。お腹から出すのに苦労しました。右の卵巣の大きさは正常でした。子宮は全体に渡りやや大きく内部に膿みを含んでいました。全てを摘出しました。

その後、点滴、抗生物質などの治療をおこない4日間入院後、退院としました。

抜糸時には体重も増えて経過良好でした。

病理組織検査結果は、大きくなった左の卵巣は卵巣腺由来腫瘍(腺腫)でした。悪性所見はあまりないとの事でした。
正常だった右卵巣は卵巣嚢胞がありました。(腫瘍ではない)
また、子宮には嚢胞性子宮内膜過形成ならびに重度化膿性子宮内膜炎がありました。
posted by サム at 05:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫の脇の下(腋窩部)にできた腫瘤摘出手術

8歳9か月 去勢雄猫の脇の下(腋窩部)にしこりがあると連れて来られました。
細胞診検査所見では、脂肪腫が第一に考えられるとの所見でした。

その後の経過観察で、最初は大きさが8mm×9mm でしたが、約2カ月半後の測定では9mm×12.5mmでした。

血液検査、レントゲン検査で異常なしを確認後、摘出手術を実施しました。


下:麻酔後、手術前の写真
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当日の腫瘤の大きさは、前回測定時より3週間経過skていましたが、さらに大きくなり11mm×18mmでした。
脂肪腫にしては大きくなるスピードが速すぎる感がありました。


下:手術で摘出した腫瘤
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ラジオ波メスを使用して腫瘤を持ち上げて摘出手術を行いました。


下:手術後の患部の写真
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posted by サム at 03:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原因不明の猫の(鼠径部)深い皮膚裂傷

4歳 雑種猫が外から帰ってきたら皮膚に傷があると連れて来られました。
診ると腹部の鼠径部付近に大きな裂傷がありました。一部では深く裂け目がありました。

下:診察室にて痛みがない程度に観察のため傷口周辺を軽くバリカンにて毛刈り
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血液検査、レントゲン検査を実施すると骨には異常はなく、交通事故で上昇する血液検査での項目は正常だったので交通事故ではないと思われました。

下:麻酔後、手術前の写真 
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全身麻酔をして患部を剃毛すると傷口の一部深い部位に大量の自分の毛が入りこんでいました。
どうも何かの鈍性のものが刺さり皮膚表面には裂傷を一部の筋肉内に自分の毛が入りこんだ模様でした。

翌日まで待つと感染を助長するので麻酔下で患部を徹底消毒後すぐ手術を行いました。

下:手術後の写真
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比較的早めに連れて来られたようで創面の状態は良かったのでドレナージは留置しませんでした。
翌日、退院としました。


posted by サム at 02:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

膀胱粘膜に癒着していた膀胱結石と小さな無数の結石除去手術

7歳10か月 ヨーキ 雄 後肢の跛行でレントゲン検査をしたら偶然に膀胱結石が発見されました。
大きさは小さいものの食事療法で大きさが減少しなかったので手術での摘出を行いました。

下:膀胱に結石があるのが偶然に発見されました。
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事前の血液検査、胸部レントゲン検査では異常はないものの超音波検査で1個の膀胱結石は膀胱内に存在すると言うよりは膀胱粘膜内にあるような所見でした。

下:超音波検査では結石は膀胱内で可動性なし。
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手術では、事前に存在が分かっていた結石1個は膀胱の尿道部よりにあり粘膜と癒着していました。

下:摘出中の写真
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また、事前の検査では小さすぎて分かりませんでしたが、多数のかなり小さな結石がありました。
ピンセットなどでの摘出は困難なのでカテーテルにより逆行性に水圧で膀胱洗浄を繰り返して外に排出しました。

下:摘出した結石
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小さな結石は実際は写真の数よりも約2倍以上の数の多さでした。

翌日に退院としました。
posted by サム at 01:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする